ごったにとづち

ゲーム等、いろいろな感想を書いてます

KLAP!! ~Kind Love And Punish~ 感想(吸血鬼・河童・雪女)


まだ全員終わっていないのですが、カミル、明人、壮介をクリアしたので感想です。

KLAP!!』は主人公が教師で、攻略対象は人外、妖怪の生徒の乙女ゲーム。私が遊んだのはSwitch版です。

教師と生徒の恋愛ってどうやろな〜と思いながら進めているんですが、なんかどうもこうも、どうやろなも何も…って感じです。
そもそも主人公がそこまで種族の違いも立場の違いも気にしないんですよね。舞台となる幽魔県では教師と生徒の恋愛はオッケーの設定なので、悩む必要もないですし、最初だけちょっと悩んで、その後は恋愛にまい進するので。
ずっと悩んで最後に結ばれるか、一切悩まずにずっとイチャイチャされる方が好きかもな〜と気づきました。

まだ3人しかクリアしていないので他のキャラは違うのかもしれませんが、種族の違いも教師と生徒の立場もほとんど関係なく進むので、シリアスなのかな、ストーリーが重いのかな、という抱きがちな不安も一切ないです。これもいいのか悪いのか。
パッケージから感じ取れる明るさや楽しさは確かにあるので、遊んでいて楽しいですが、終わって思い返すとなんだかな、といった印象です。

そんな感想なのでちょっと辛口かも。
とくに明人くん! 親が出てきたら教師はまず引けい!

クリアした順番に感想です。

ネタバレです。



■カミルくん

吸血鬼には夢ってもんがあるからー! と思いながら進めて、先生が初恋で、300年間で初めて血を吸いたいと思ったと言われて、夢があるぜ〜! と思ったんですが、300年間、吸血をしなくても元気に生きてこれたと思うと、そこまで特別感もないような…。

カミルくんほとんどボケボケで可愛くて癒されました。
種族間の違いみたいなのも少し出ていて、主人公が吸血鬼になれるか否か…みたいな葛藤もあったので、あ〜本当に違う種族なんだな〜と思いました。言い換えればそれくらいでしか種族の違いは感じなかったかな。


■明人くん

お金持ちの御曹司で河童の明人くんですが、河童という種族はほぼほぼ関係せず、上流階級と一般家庭の乙女ゲーでした。河童である必要はあったのか。
明人くんパパは河童という種にプライドを持っている感じは…あったかな。あったかなぁ?

明人くんルート、あんまり好きじゃなかったです。明人くんは好きなんですけど。
途中、明人くんが家出をして燈真(パッケージにいる赤色の天狗)の家に転がり込むんですけど、そこからがもう全然合いませんでした。
家出している生徒を主人公は家に帰そうとしないし。家出先の自分の生徒の家でしっかりイチャつくし。
そんな女に話し合いましょうと言われて応じる保護者なんていませんよ。通報して終わりでしょ。

いくら教師と生徒の恋愛がオッケーといっても、家出した生徒を家に帰さないという選択肢、私にはなかったです。
もうこの時点で主人公にとっては「生徒の明人」より「私の恋人の明人」なんですよね。教師の立場でいながら。
もっと根気強く明人くんを家に帰そうとする描写がほしかったです。
ここで欲に流されてイチャつくならマジで主人公が教師である必要がないんだよな。
明人くんパパが明人が家に帰らないならって感じで学校への金銭的援助を打ち切る展開になるんですけど、そりゃ打ち切るよ、としか思えなかった。
そして最後は2人の愛し合う姿に絆される明人くんパパ…。

情けない男だよ、伸彦!(伸彦とは明人くんパパの名前)それでも駿河家当主か!
ご先祖が泣いとるわ。


■壮介くん

雪女らしくクール冷たい男…と思いきやツンデレ? 可愛らしい意地悪キャラです。
見た目通りの年齢で、主人公との年齢差もほぼないので、同年代っぽく言い合いながら仲良くなっていった感じでした。
しかもたぶん主人公、自然に宗介くんのこと好きになってた! 教師なのに生徒なのにがなかったです。ハッピー!
雑に悩むくらいならそういうの一切いらないんだよ、万歳!

宗介くん、雪女と人間のハーフで、ご両親は人間界にいるんですよね。そしてずっと手紙を送り合っていて、いつか人間界で会える日を楽しみに、学校生活を頑張っている…。しかしその両親はすでに……手紙を送っていたのは実は祖母で…みたいな、両親はいなくても、でも待ってる人はいるんだよなっていう。

こういう展開好きです。愛されている男はいいね。

終盤、両親はすでに亡くなっていて、手紙を送っていたのはおばあちゃんだという事実が明かされ、壮介くんは動揺で家を飛び出しちゃうんですが、そこからの主人公は教師していてよかったです。壮介くんをしっかり諭してくれるんです。
ちゃんと教師…教え導いている。明人ルートでは家出を容認していたのに…(まだ言うか)
私は家族愛とか性愛関係ない人間愛に弱いので、なんだかホロリときてしまいましたよ。まぁその前にやった明人ルートとの振り幅にやられたとも言いますが……。

壮介くん、序盤から主人公に懐いてくれるんですが、自分ではその距離感に気付いてなかったみたいで、周りに言われて初めて気づくんですね。それで距離をとろうとするんですが、距離を取ってみたら寂しくてイライラして主人公に八つ当たりして…まあ可愛かったです。
私、壮介くんルートは壮介くんのご両親、母親はすでに亡くなっていて、父親は壮介くんのことも忘れて人間と新しい家庭をつくって幸せに過ごしていると思いながら進めていたので、そうではなくて良かったです。
壮介くんお幸せに。


残りのキャラクターもちまちま進めます!



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